こんにちは、オハイオ州不動産仲介士の松本です。
例えばあなたがオハイオ州で家を「借りる」または「購入する」際に、リアルターに家探しのサポートを依頼したとします。
その時、内見をする前に契約書へのサインを求められたらあなたはどう感じるでしょうか?
英語で書かれた、内容がよく分からない書類にサインをする事に不安やリスクを感じる方も多いと思います。
一方で「不動産取引に必要なプロセスの一つ」と理解し、内容を確認した上で次に進める方もいるでしょう。
今日は「内見前に契約書へのサインは本当に必要なのか?」と言う疑問について解説したいと思います。
【結論:内見前に契約書のサインは「必要」です】
結論から言うと、内見前に契約書へサインをする必要があります。
これは全米不動産協会に規約に基づくルールです。
もしリアルターが、
- 買主
- 借主
から正式な契約書へのサインを受けないまま内見に案内した場合、次のような罰則が課せられます。
- 1回目の違反:1,000ドルの罰金
- 2回目の違反:2,500ドルの罰金
- 3回目の違反:5,000ドルの罰金+1年間の資格停止の可能性
つまり契約書にサインをせずにリアルターに内見を強要すると、リアルターの仕事そのものを失わせてしまうリスクがあります。
【内見前にサインを求められる書類】
では内見前にどのような書類にサインをするのでしょうか?代表的なものは次の2つです。
① Consumer Guide to Agency Relationships
この書類は「不動産取引におけるリアルターの立場や役割」を説明する案内書です。
リアルターが「誰の代表をしているのか」「どのような義務を負っているのか」などを分かりやすく記載しています。
内容を理解した事を確認するための書類で、金銭的な拘束を直接生むむものではありません。
② Buyer / Tenant Representation Agreement
この書類はリアルターがあなたの買主(または借主)として正式にサポートすることを定めた契約書です。
サポート内容、契約期間、報酬の仕組みなどが明記されており、リアルターが責任を持って家探しを行う為に必要な重要な書類です。
【書類へのサインが不安なのは自然なこと】
英語の契約書にサインをする事に不安を感じるのはとても自然な事です。
ただし、不動産取引ではその後も複数の書類にサインをしなければならない場面があり、都度自分で書類の内容を確認することが大切です。
ポイントは、
- 自分で内容を確認すること
- 分からない部分があればまず自分で一度調べてみること
- それでも分からない部分はリアルターに相談すること
です。面倒な作業に思うかもしれませんが、自分自身で確認する事でサインに対するリスクを下げることができます。
【サインを恐れすぎると家探しが始まらない】
契約書へのサインを必要以上に恐れて先に進められないでいると、本来最も大切な「家探しそのもの」が始められません。
取引の流れを正しく理解し、リアルターとしっかりコミュニケーションを取りながら進める事で、あなたにとって大切な住まいが、より良い形で見つかる可能性が高まります。
是非自分自身でも一歩踏み出す勇気を持って、納得のいく住まい探しを進めていきましょう。




