【コロンバス地区】11月の不動産レポート

 

こんにちは、オハイオ州不動産仲介士の松本です。

2025年11月のオハイオ州不動産市場はMLS(Multiple Listing Services)及びNARレポートが示す通り、全体としては落ち着いた動きとなりました。

在庫は前年より増加し、販売日数もやや長期化しており、マーケットは売り手一辺倒から確実にバランス市場へと移行しています。

 

  • 売却件数(Closed Sales:約2,193件 前年同月比+2.2%

  • 在庫数(Active Listings):約5,497件 前年同月比19.5%

  • 中央値価格(Median Sales Price):約$325,000 前年同月比+3.2%

  • 平均販売日数(Days on Market):約40日 前年同月比+29%

     


 

【MLSデータから読み取る市場の特徴】

在庫が前年11月より増加し、かつ販売日数の中央値も高くなっています。

これは売り手優位から買手が選択しやすい市場へとシフトしている事を示唆します。

中央値価格・平均価格をいずれも上昇しており、価格調整の幅は限定的と言えるでしょう。

MLSデータでは売れ行きの鈍化はあるものの、値崩れの兆候は限定的と読み取れます。

 


 

【ヒリヤード学区に注目】

ヒリヤード学区では11月の販売件数が105件を記録しました。

これはMLSデータの中でも目立つ取引数で、ヒリヤード学区の物件が買手にとって魅力的な要素を持ち合わせているからだと考えられます。

特に注目したいのがヒリヤード学区の中央価格:$385,000。

ダブリンやパウエル、アッパーアーリントン学区よりも手頃で利便性が良く、最近ではCemetary Rd付近に高級アパートの建設準備が進められるなど、今後の開発や需要の増加にも期待が持てるエリアの一つです。

 


 

【ダブリン学区の動き】

一方ダブリン学区では次のような傾向が見られました。

  • 平均販売日数(Days on Market) 42日(地域平均よりやや長目)
  • 中央値価格 $565,000(前年同月比 −2.6%)

販売日数の増加に加えて中央価格がやや下落、賃貸においても家賃が値下げ傾向にあり、売り手や家主は慎重に価格設置を行う必要があります。

 


 

【まとめ】

コロナ禍以来、圧倒的な売り手市場が続いてきたコロンバス地区の不動産ですが、売り手はその余韻を切り捨て、新しい戦略と現在のマーケットに適した価格設定を行う必要があります。

また不動産の購入を考えている人はこれからがチャンスです。

2026年にFHAローン(政府系ローンの一つ)の限度額が引き上げられる見通しなど、買手に有利な条件が揃う可能性があります。

プロのリアルターにガイドを頼むなどして、購入準備を着実に整えていきましょう。