こんにちは、オハイオ州不動産仲介士の松本です。
セントラルオハイオのリアルターとして、今月も最新の市場データをお届けしたいと思います。
- 売却件数(Closed Sales) : 1,747件 前年並み
- 中央価格(Median Sales Price) : $315,000 前年同月比+3.3%
- 在庫数(Active Listing) : 3,999件 前年同月比+7.6%
- 平均販売日数(Days on Market) : 49日 前年同月比+14%
2026年2月のセントラルオハイオの不動産市場は、「春の繁忙期を前に売り手に優位な位置を保ちつつも、買い手に少しずつ選択肢が増え始めたバランスの取れた市場」にシフトしています。
【市場の特徴とトレンド】
・緩やかな価格上昇と安定した需要
パンデミック期のような二桁増の急騰は完全に落ち着き、現在では3-5%程度の健全で安定した価格上昇に移行しています。2026年に入り、住宅ローン金利が6%を切る場面(2月下旬には5.98%程度)があった事で、買い手の購入意欲が再び伸びてきています。
・在庫の増加と「選択肢」の拡大
在庫数は前年比で7.6%増加しました。これにより買手は以前のように「内見して直ぐにオファーを入れなければならない」という厳しいプレッシャーから解放されます。競合が依然として多いものの、インスペクション(建物検査)の実施や、修理費用を売り手に請求する交渉などが再び可能な市場に戻ったと言って良いでしょう。
・「準備」が成否を分ける市場
物件が売れるまでの期間(Days on Market)が49日まで伸びた事は注目すべき点です。売り手は以前のように「どんな状態でも提示した値段で直ぐ売れる」訳ではなくなりました。適切な価格設定と必要なリフォームなどを行い、買い手を惹きつける為の戦略が必要です。またオファーが入るまでの期間が長くなる事を想定した上で、市場に出すタイミングを計る事をお勧めします。
・地域別の動き
成約価格が希望価格の約98.5%となっており、わずかながら値引き交渉の余地が出てきつつあります。ダブリン学区ではpercent of original price received(最初にマーケットに出した時の価格に対して最終的に売れた額)が97.4%と前年同月比マイナス2%。販売日数は49日と前年同月比で+22.5%となっており、市場の動きが緩やかになってきています。
【まとめ】
2026年2月のセントラルオハイオ市場は「過熱感のない活況」を呈しています。買い手にとっては金利の低下と在庫増が追い風となり、売り手にとっては依然として価格が上昇している為、双方にとって取引がしやすい環境が整いつつあります。
不動産の購入や売却をご検討の方は、どうぞお気軽にお問い合わせ下さい。




