【Real Estate Forecast Summit】2026年の不動産市場を読み解く

 

こんにちは、オハイオ州不動産仲介士の松本です。

先日、全米リアルター協会(NAR)が開催したセミナー「Real Estate Forecast Summit」に参加しました。

今日はその内容を日本語で分かりやすく解説しつつ、オハイオ州、特にコロンバスエリアの不動産市場について解説します。

 


 

2026年は回復の年

今回のセミナーで複数のエコノミストが共通して述べていたのは、「2025年は調整期、2026年から本格的な回復が始まる」と言う見方です。

全米の不動産市場を見ると、2025年の住宅取引件数はほぼ横ばい、2026年の住宅取引件数は前年比の10-20%増の可能性が高いと言う見方をしています。

これはFRB(米連邦準備制度)が今年は利下げの局面に入り、2026年の住宅ローンは平均6%前後になると予測していること、全米的に賃金は上昇している一方、住宅価格の上昇は鈍化していることから、さほど大きな値崩れが起こらないまま、動きが戻る可能性が高いと示唆しています。

購入者の立場から考えても、7%から6%への低下は心理的にも実務的にも非常に影響が大きく、購入者にとって期待が持てる一年となりそうです。

 


 

注目市場の一つとして挙げられた「コロンバスエリア」

今回のセミナーで、2026年に全米平均を上回ると評価された都市の一つにオハイオ州のコロンバス市が挙げられていました。

コロンバスは全米的に見ると住宅価格と所得のバランスが良く、雇用は安定しています。

また医療・研究機関、製造業、テクノロジー産業など、市が特定の産業に依存していない為、一時的な景気後退があっても住宅需要が急落しにくい環境にあります。

全米では「初回購入者が減っている」ことが問題になっていますが、コロンバスではタウンハウスや中価格帯の一戸建てといったエントリー価格帯の物件がある為、若い世代やファーストバイヤーが戻って来やすい市場です。

直近のデータを見ると販売日数がやや伸びているものの大きな値崩れはなく、今後もバランスの取れた市場の動きが続く見込みです。

 


 

2026年の不動産市場は「どこも同じ」ではない

今回のセミナーで繰り返し強調されていたのは「不動産はローカルマーケットの時代に完全に戻った」と言う点です。

2026年は「回復する都市」と「調整が続く都市」がはっきり分かれます。

その中でコロンバスは「価格・雇用・人口動態・金利影響」のバランスが良い、「堅実に伸びる市場」として評価され、全米でも評価の高い有望市場に選ばれました。

 

オハイオ州での自宅購入や売却、投資についてご質問などあれば、お気軽にご相談下さい。