渡米一年で「バイリンガルになる子」の共通点

 

こんにちは、オハイオ州不動産仲介士の松本です。

北米駐在や研究留学という大きな転機。親御さんにとってお子さんの英語力を養うことは家選びと同じくらい、あるいはそれ以上に重要な関心事ではないでしょうか。

多くの方が家を決める際、学区の評価や在籍する日本人生徒の数などを慎重に検討しながら家選びを進めます。私も同じ立場ならやはり学校の質を何よりも優先して家を選ぶでしょう。

ですが長年多くの駐在員のご家庭の推移を拝見しているうちに、外部環境とは別に「語学を飛躍的に伸ばすお子さん」にははっきりとした共通点がある事に気がつきました。

今日は一年、あるいは駐在期間中という限られた時間の中で早く語学力を身につけ、バイリンガルに成長できるお子さんの3つの特徴をお伝えしたいと思います。

 


 

【ゴール設定が明確】

意外に思うかもしれませんが、語学を飛躍的に伸ばすお子さんは、学校のランクや日本人生徒の在籍人数といった「外部環境」にそれほど左右されません。

共通しているのは、渡米前あるいは渡米直後までに明確なゴールを設定している点です。

  • 「一年で現地校の生徒と同じレベルでテストの内容を理解し、解答できるようになる」
  • 「学校に通い始めてから3年以内に現地校の生徒以上の成績を収める」
  • 「帰国するまでにこのレベルの英語力を身につける、それを生かして次の受験に臨む」
  • 「渡米してから2年以内に英検何級を取る」

目標の内容はどのようなものでも構いません。ゴールはお子さんが自ら決める場合がもあれば、親御さんと相談しながら決める場合もあるようです。

そしてゴールが決まったらその目標を実現する為のプランを立て、大人がそれをサポートします。

このプランの実行やサポートは強制されたものではなく、お子さんの状態を見極めながら柔軟に対応し、万が一新しい環境への適応が難しいと思う場合は、早期帰国の選択肢まで想定しておく事で、お子さんの心理的な負担を軽減します。

また計画以上に課題をこなせる実力が身についた場合は、更に高いゴールを設定し直し、より高い英語のスキルを身につける環境を作ります。

 


 

【テレビの横にはドリルや教材:勉強の習慣化が出来ている】

メンテナンスや修理の対応でご自宅に訪問すると、一年でバイリンガルになるお子さんの家には必ずと言って良いほどテレビの横に英検の対策問題集や色々なドリルや教材などが置かれています。

ゲーム機などは棚の中に収めらていて、目につくところに置かれていない場合が殆どです。

私がお邪魔している間も彼らは大抵机に向い、学習を習慣化しています。

親御さんにお話を伺うと「勉強しなさいと言った事がない」「負けず嫌いだから一人で頑張っている」と言った声を聞く事も少なくありません。

またお子さんに英語について話を聞くと、「そのうちできるようになると思う」「(今は)出来なくても別に気にしていない」「このくらいのペースで続けていけば、英検は余裕」など、自分の今の学習量や理解度を把握した上で、先を見通して考えている事が伝わってきます。

 


 

【親御さんが学校の先生との連携や協力体制が上手く出来ている環境にある】

一日の大半を過ごす現地校では、担任の先生がお子さんの能力や性格をいち早く理解し、適切なサポートを行える環境を整える事が大切です。

一年でバイリンガルになるお子さんの最後の共通点は、親御さんが「学校の先生との連携やコミュニケーション」を大切にしているという点です。

お子さんが学校で困っている事があれば早目に先生に相談し、また学校の先生からお子さんの事で困っている事があれば素早く対応します。

ここでのポイントは、親御さんが学校側に要求を重ねる事ではなく、「先生が困った時に親として協力しようとする姿勢」を見せ、実際に行動する事です。

つい「もっとこうしてほしい」「日本から来たばかりだから配慮してほしい」といった要望を優先したくなりますが、学校への過度な要求はお子さんの成長に逆効果になりかねません。

一年でバイリンガルになるお子さんは既に自分の中に目標を持っています。

その目標がお子さんを自主的な行動へと導き、自主性のある生徒は先生や周囲から自然とサポートが得られます。

 

海外駐在や研究留学は、お子さんの人生を大きく変えるチャンスです。

是非、家探しと並行してお子さんの「明確なゴール」をご家族で話し合ってみてください。

皆様の北米生活が、お子様にとって輝かしい成長の機会となるよう、各ご家庭により適した住まい探しのアドバイスが出来るようこれからもお手伝いさせて頂きたいと思います。